香りの散歩道


ぬか漬け

墨絵・朝野泰昌
「朝野家 香りの散歩道」
この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りします。

今日のお相手は、私、木村匡也です。
「朝野家香りの散歩道」この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りします。
今日のお相手は、私、木村匡也です。

春ニンジンやアスパラガスなど、春野菜がおいしい季節ですね。
たくさん手に入ったら、発酵パワーでより味わい深くなる、ぬか漬けにしてみませんか。
気温が20度から25度くらいになる春から初夏は、ぬか床づくりを始めるのに適しているそうです。

ぬか漬けの歴史を調べると、平安時代までさかのぼるのですが、家庭で盛んにつくられるようになったのは、江戸時代のこと。

玄米を削った白米を食べる習慣が広まり、米ぬかが大量に出るようになったからです。
そのままでは食べられないけれど、捨てるのはもったいない。
ならば、ぬか床をつくろう・・・というわけで、野菜のぬか漬けは、余っていた米ぬかを有効活用する、暮らしの知恵から生まれたのです。

江戸のまちには独身男性が多かったそうで、一説によると、彼らは納豆とぬか漬けで健康を保っていたとか。
納豆は、江戸のまちを売り歩く納豆売りから買い求め、ぬか漬けは、季節の野菜をぬか床に入れて、自分でつくっていたようです。

今、ちょっとしたブームになっている発酵食品を、毎日のように食べていたのですね。
ぬか床に含まれる乳酸菌がしみこんだ野菜は、腸内環境を整える「腸活」にもおすすめです。
江戸の人々にならって、皆さんもぬか漬け生活を始めてみませんか。

「朝野家 香りの散歩道」
この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りしました。


*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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